家電を処分するときに、何でもかんでも自由に捨てられないことをご存知でしたか?家電には、廃棄するときに環境汚染につながる要素をいくつか含まれており、そのまま自然に放置したり分解したりすると、かなり問題がある物質を含んでいます。また、無許可の業者が取り扱うことで、不法投棄やずさんな管理のもと火災や悪臭などの地域環境に影響を及ぼす問題等があります。そこで、家電を捨てる際に、リサイクル料金を設定し正しく処分されるよう仕組化されたものが家電リサイクル法です。
家電リサイクル法対象商品
家電リサイクル法が対象となる製品は、テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、パソコンがあります。
この5つの製品を処分する場合は、いくつかの方法があります。
ご自身で指定引取場所まで持ち込まれる場合
指定引取場所を確認しましょう。お近くの指定引取場所の住所、および電話番号をお住まいの自治体のご案内等で確認して下さい。
持ち込む前には、必ず指定引取場所に下の内容を電話で事前連絡し、持ち込みが可能かどうか確認してから行動しましょう。
・郵便局で料金振込み手続きを済ませた家電リサイクル券を使用して個人で廃棄物を持ち込むこと
・持ち込む廃棄物の品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)、および台数
・持ち込み希望日時
事前連絡なしで持ち込みをすると、混雑のために長時間待たされる場合がありますからね。
リサイクルショップで買取してもらう
製品によっては、まだまだニーズがあり、買い取ってもらえる場合があります。リサイクルショップの多くは店頭への持ち込みをして査定をしてもらうのですが、処分する費用がかかるのではなく、買い取っていただいて利益になる場合があります。比較的新しめの製品なら、きれいにほこりや汚れを落として持ち込みするのもよいかと思います。また、ちょっとしたコツとして、製品の箱があると買い取り値が上がる場合もありますので、リユース・リサイクルを意識する場合はこの辺のチェックもしておくといいですよ。
買取査定に依頼する
大きなテレビや大型の洗濯機などは詰め込むのに一苦労ですし、あまりにも使い込んでいて運ぶのが大変な場合もありますよね、そのような時は、買取の査定に出張していただける業者等があります。メリットとしては査定に自信がないときはリサイクル料はかかりますが引き取り料を無料にしてくれたり、あまりにも古くてどうしようか困った製品でも、予想以上の値段が付く場合もあります。もし、査定しても値がつかない場合は、持ち込んでも引き取りして戻ってくなくてはいけない場合もありますので、お車に詰め込むのが大変な場合は出張査定のできるリサイクルショップにお問い合わせするのがベストですよ。
まとめ
家電リサイクル法は、地球環境に大きな問題を与える可能性がある大事な法律です。この仕組みをしっかりと認識し、正しい処分を行うために、地域の自治体や家電量販店、リサイクルショップ等に相談し、間違いない方法で処分していただきたいと思います。