3月21日 朝日新聞ニュースより
美輪明宏さん「ごきげんよう」のわけ あいさつが恐い40代女性に
私は子供の頃から引っ込み思案で友達が少なく、社交性に乏しい部分が多く、更に、声が低いことから、話すことが怖くて今でも基本的に他人が苦手です。
そうしたなか、生きてきた中で特に悩まされ続けているのが「あいさつ」です。
学生時代から、自分からあいさつしても無視されることが多かったため、誰かからあいさつがあった場合のみお返事として返していました。
ただ、あいさつとは見返りを求めるためのものなのか、それとも自分がしたいから自発的にするものなのか分からず、今でも四六時中悩み続けています。
中学の時には文化系の部活に入部したものの、礼儀作法が厳しく「あいさつができていない」と注意され、先輩との関係がうまくいかず辞めました。
大人になった後の前の職場でも、同じチームに所属する上司に無視され続けていたため、誰かとあいさつを交わすことが怖くて、外出するのも嫌になる毎日です。
両親には「気にしすぎだ」と言われますが、どうすれば、気軽にあいさつできるのでしょうか？
回答者 歌手・俳優、美輪明宏さん
あいさつには色んなタイプがあります。見返りを求めるもの、自発的にするものといったように簡単に分けられるものではありません。エレベーターでスペースをゆずってもらうための会釈、いたわりの言葉でもある「ごきげんよう」などなど……。
ご近所の人との「きょうはいいお天気で」「どちらまで？」などは、大した会話ではありませんが、いざ何かが起きた場合の情報共有やセーフティーネットという意味合いもあります。
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